Pi Foundationとは:
インドのコットンの種の生産には40万人の児童労働が深く関係しています。児童労働に従事する子ども達は主に女児で、教育を受ける権利も与えられず、危険な農薬にさらされています。
本拠地をイギリスに置くチャリティ団体である Pi Foundation は、インドで新しいコットンの種の生産モデルを開発するプロジェクトを運営しています。このモデルはこの産業において児童労働の根絶を目指し、子ども達を正式な教育を受けられるよう復帰させ、そしてまた非遺伝子組み換えの種を生産します。
多くのインドの農家は自らの畑で取れた種を育てる権利を持っていないため、大手の多国籍企業から認証を受けた種を購入しなければなりません。そのため、その種がどこから来ているのか知る事は出来ません。
コットンの種の生産は少数の利益至上主義の多国籍企業によって支配されています。子ども達は平均よりも55%も低い賃金のために使われ、そして子ども達の小さな指は、交雑種のコットンの種を生産するのに必要な複雑な受粉に好都合とされます。
種の供給連鎖は”種の組織者”と呼ばれる説明責任を負うことのない仲介業者に巻き込まれているため、この問題に関しては以前は取り上げられていませんでした。この仲介業者は、時に借金の返済や利息として児童労働を要求する偽の銀行員を装います。
子ども達は1日に13時間働かされるだけでなく、種の生産に使われる農薬の被害にさらされているのです。
この許されない人権侵害、そして現在取り上げられることのない人権侵害を終わらせるために、Pants to Povertyは100%児童労働が関与していないコットンの種を作ることに乗り出しました。